• 当社初となる米国西部エリアのユタ州に進出、米国における住宅事業のさらなる成長を加速
• 2024年6月にVisionary Homes の51%を取得し子会社化
• 海外M&Aにより2024年度の海外事業売上高800億円の達成に向けて推進

ミサワホーム株式会社（代表取締役社長執行役員 作尾徹也）は、100％出資子会社の Misawa Homes America, Inc.（ミサワホーム アメリカ 以下、MHAM 社）を通じて、米国ユタ州で戸建・集合住宅の建設、販売事業を展開するVisionary Homes（ビジョナリーホーム 以下、VH社）の 51％を2024年6月に取得いたしました。

ミサワホームグループは2019年に、MHAM社を通じて米国テキサス州で住宅の建設、販売を手がけるImpression Homes LLC（インプレッションホーム 以下、IH社）の持分を取得し、住宅事業で米国に進出しました。人口流入による住宅需要の増加などを背景に、これまで同州を中心に事業を拡大してまいりました。米国に先駆け2018年には豪州クイーンズランド州で戸建住宅の建設を手がけるHomecorp Constructions Pty Ltd.（ホームコープコンストラクションズ）への出資により進出、両国をあわせた2023年度の当社の海外事業における売上高は593億円となりました。
新たにユタ州での事業開始により当社の海外事業のさらなる拡大を図り、2024年度の海外事業売上高は800億円を計画しています。

ユタ州は米国の西部に位置し壮大な自然環境にあり、州内には5つもの国立公園が点在しています。2020年の米国勢調査では全米50州のうち最も高い人口増加率18.4％（2010年比）を示し、今後も高い出生率や他州からの流入による人口増加が見込まれています。全米平均と比べ高いGDP成長率と低い失業率に加え、法人税率の低さから大手企業の進出なども期待されるほか、同州の平均年齢は全米で最も若く^※1、1次取得者層による住宅需要の継続も見込まれています。これらの雇用拡大と人口増加を背景として、同州では安定した住宅需要が今後も継続することが期待されています。

VH社は戸建住宅に加え、2019年より集合住宅事業に参入。タウンハウスを中心とした順調な販売実績によりシェアを拡大し、2022年時点の同社の販売実績804棟に占める集合住宅のシェアは40％に達し、収益拡大に寄与しています。内装、外装、設備など充実のアイテム数を備えたデザインスタジオは、さまざまなオーナーの幅広い要望に応えます。また、ユタ州の順調な人口成長が、同社の労働力確保ならびに経営基盤の安定につながっています。さらにユタ州北部エリアを対象とした顧客満足度調査第1位^※2、同州における住宅販売第4位^※3など、今後も住宅市場拡大が見込まれる同エリアにおける高い評価と実績により、さらなる成長が期待されています。

ミサワホームグループは今後、米国におけるM&Aなどにより事業エリアの拡大と事業ポートフォリオの多様化を推進し、海外事業のさらなる成長を目指しています。