• 三鷹市、ミサワホーム、ミサワホーム総合研究所の3者による産官連携の取り組み
• 高齢者が在宅生活をおくるうえでのソリューション提案に向けてさまざまな検証等を協働で実施
• 「三鷹市福祉Laboどんぐり山」を主な活動の拠点に市民の生活がより豊かになることを目指す

ミサワホーム株式会社（代表取締役社長執行役員 作尾徹也）と株式会社ミサワホーム総合研究所（本社 東京都杉並区／代表取締役社長 千原勝幸）は東京都三鷹市（市長　河村孝）と「三鷹市の健康福祉施策推進に向けたパートナー協定（以下、本協定）」を2024年5月1日に締結いたしました。同日、三鷹市役所で本協定締結式が執り行われました。今後3者による産官連携のもと、「三鷹市福祉Laboどんぐり山」を主な拠点に、高齢者が在宅生活をおくるうえでのソリューション提案に向けてさまざまな検証等を協働で行います。

内閣府の調査^※1によると、令和4年10月1日時点の国内総人口に占める65歳以上人口の割合は29.0％に達し、令和19年には33.3％となり、国民の3人に1人が65歳以上になると見込まれています。

三鷹市における65歳以上人口の割合は22.1％^※2と全国平均は下回るものの、さらに進展が見込まれる同市内の高齢化社会に向けて、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心して生活できるよう、生活の実態調査や各種計画策定、実施などに取り組んでいます。

本協定による共同研究の活動拠点「三鷹市福祉Laboどんぐり山」は、旧「三鷹市立特別養護老人ホームどんぐり山」をリニューアルし2023年12月にオープンしました。高齢社会の到来により医療と介護のニーズが拡大、複雑化するなか、「住み慣れた地域で暮らしたい」という市民のニーズに応え、「高齢者の在宅生活を支える」地域づくりを目指す施設です。

ミサワホームでは、30年以上にわたり、ミサワホーム総合研究所を核として医療情報システムや医療機能を盛り込んだ住宅の研究開発を行い、「健康に暮らせる家」をテーマに予防医学設計を基本とした健康かつ安全な住まいをはじめ、高齢者が心身ともに健康的に生活できる環境重視のまちづくりを提案、実践してきました。1992年には「ミサワ健康開発事業団」を設立し、健康事業およびシルバー事業の経験から、より深刻化する高齢者問題に正面から取り組むべく、ケア付き高齢者住宅事業への進出を目指し活動を開始。翌1993年には、千葉県・南柏に介護専用型高齢者住宅「マザアス南柏」を開設し、運営を開始しました。

これら長年の事業活動で培ってきた知見を生かし、本協定による活動を通じて三鷹市の目指す三鷹市民が住み慣れた地域で安心して生活できるよう健康福祉施策を推進するために、先駆的な取り組みを協働して実現する計画です。