2024年 年頭所感

トヨタホーム株式会社
代表取締役社長 後藤裕司

2024.01.04 グループニュース トヨタホーム

2024年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
 まずは、この度の石川県での令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。

さて、旧年はコロナ禍が落ち着きを見せ始めインバウンドが復調するなど、日本経済も一部で回復の兆しを示す一方で、依然としてエネルギー価格や資材価格の高騰は収まらず、さらに金利の先高観なども相まって、私どもを取り巻く経営環境は不透明さを増しています。

この様な状況のもと、トヨタホームは昨年より3ヵ年の新中期経営計画をスタートさせました。新中計では、リーンな事業体質と盤石な収益基盤を築くため、事業ポートフォリオの見直しを図ってまいります。
 昨年は、主軸の新築事業のうち戸建住宅について、11月に主力商品シンセ・シリーズのフラッグシップモデルを刷新し“シンセ・コード”を発売しました。賃貸住宅については、5月に賃貸住宅の新ブランド“ティーメゾン”を投入し、ストック事業についても、7月に買取再販事業の強化に向け“スムクル”という新ブランドを立ち上げるなど、新たな分野にも挑戦しており、引き続き、これら新しい事業領域の拡大に努めます。また、街づくり事業では、埼玉県久喜市の南栗橋で進めている産官学5者連携の街づくりプロジェクトが昨年のグッドデザイン賞を受賞するなど、その取り組みが評価されており、本年も自治体などと連携して魅力ある住環境を提供してまいります。

プライム ライフ テクノロジーズ株式会社の設立から4年が経過し、グループ全体の中計も第2フェーズに入りました。グループ各社との連携をより強化しシナジーを高めながら、トヨタホームの新中計に着実に取り組むことで、グループ全体の新中計の達成に向けて邁進してまいります。

本年の干支は、“甲辰”で「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」縁起の良い年だそうです。これまで取り組んできたZEH及びZEH-M の普及を加速することにより脱炭素社会の実現に寄与していくとともに、CS(カスタマー・サティスファクション)やES(エンプロイー・サティスファクション)の向上も図ることで、企業の社会的責務を全うしてまいります。

末筆となりますが、皆様には健康に留意いただき、良き一年となりますよう、祈念いたします。

以上

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