株式会社長谷工コーポレーション（本社：東京都港区、代表取締役社長：池上 一夫、以下「長谷工」）、プライム ライフ テクノロジーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：北野 亮）、パナソニック建設エンジニアリング株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：南畑 亮）の三社は共同で、住戸内の空調管理をルームエアコン1台で行うことのできるマンション専有部向け全館空調熱交換気システム「withair® CUBE（ウイズエアーキューブ）」（以下、「本システム」）を開発いたしました。パナソニック株式会社の空調機器をベースとし、長谷工のマンション建築・設備のノウハウをシステムに反映しており、パナソニック建設エンジニアリングがシステムの設置工事を行います。また、本システムは、長谷工が取り組んでいる賃貸マンション・プロジェクト「サステナブランシェ本行徳」の一部住戸にて採用予定です。

本システムは、従来居室ごとに設置していたエアコン等の空調機器を1か所に集約し、高効率なルームエアコン１台で一元管理します。住戸内でほぼ均一な温度環境を実現できるため、ヒートショック対策や熱中症対策にも効果が期待できるほか、給気する際に住戸内へ侵入する花粉やホコリの侵入を防止し、清浄化しながら空気を循環できるなど、高い空気清浄機能も完備しております。

テレワーク等により在宅時間が増える中、快適な住戸内環境の実現に向け、長谷工グループが手掛ける分譲マンションや長谷工の設計施工マンションを中心に、本システムの導入提案を積極的に進めてまいります。

【本システムの特長】

1. ① 温熱快適性居室間や非居室間の温度差を縮小し、ヒートショックリスクや熱中症リスクを低減。
2. ② 空気清浄機能粉塵除去率の高いHEPAフィルター^※1を搭載することで、住戸全体で高い空気清浄性能を実現。清潔な空気を常に循環させ、掃除の頻度を低減。
3. ③ 加湿性能メンテナンスが不要かつ自動給排水を可能にする「遠心破砕方式」を搭載予定。
4. ④ 就寝時快適性寝室で発生する二酸化炭素を住戸内全体に希釈しながら室外に排出。就寝環境として良好とされるCO₂濃度1000ppm以下に保つことが可能。
5. ⑤ 省エネ性換気による熱ロスを最小限に抑え、暖冷房の消費電力量を約7%削減^※2。