2022年 年頭所感

トヨタホーム株式会社
取締役社長 後藤裕司

2022.01.04 グループニュース トヨタホーム

新年、明けましておめでとうございます。令和4年を迎えるにあたりまして、ひとことご挨拶させていただきます。

旧年は新型コロナウイルス感染症が拡大し、働き方改革とともに新たな生活様式が定着した1年でした。コロナ禍によって影響を受けられた皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。

経済環境を見渡せば、原油や鋼材価格が高騰し、為替相場も円安が進行しつつあり、住宅市場を取り巻く環境も厳しさを増しています。そうした中、住まいにおいてはリモートワークの浸透により、お客様がご自宅で過ごす時間が増え、いっそう住まい心地が重視されるようになりました。

またカーボンニュートラルへ向けた動きが加速し、住宅会社には脱炭素につながる住まいと関連する新たな技術開発が求められるなど大きな責任が課せられてまいりました。

こうした中、トヨタホームはお客様が安全で安心して暮らせるために、タイムリーに、そしてスピード感を持って先進の技術を盛り込んだ商品とサービスを提供してまいります。その一例となるのが今夏に始まる埼玉県久喜市における分譲プロジェクトです。自然に恵まれたエリアで久喜市、東武鉄道、イオンリテール、早稲田大学 小野田研究室、そしてトヨタホームの5者連携による「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジ・ライフ・プラットフォーム)構想」を掲げ、車から給電できる先進設備を採用したネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)とリモートワークに配慮した5G環境、そしてコミュニティが整う街づくりを推進します。グッドデザイン賞や省エネ大賞などで評価されている当社のノウハウを注ぎ込むプロジェクトです。今後はこうした街づくりを各地域で手掛けていきたいと思います。

また昨年は、弊社春日井事業所(愛知県春日井市)に高品質の家づくりを体感していただける見学施設「TQ FACTORY」をオープンしました。すでに多くのお客様にご来場いただいており、今年も引き続き当社の家づくりへのご理解を一層深めていただく活動を積極的に展開してまいります。

プライム ライフ テクノロジーズ株式会社(PLT)が発足して早くも3年目に突入します。この間、愛知県みよし市における街づくり「MIYOSHI MIRAITO」の共同プロジェクト化や非常時給電システム「クルマde給電」などの部材・システムの共通化など、PLTグループ会社との連携を着実に積み重ねてまいりました。今後はグループ各社との連携を深めつつ、さらなるシナジーを発揮することで、厳しい受注環境を乗り越えてまいりたいと考えております。

国内においてコロナ禍は引き続き予断を許さない状況にあります。新型の変異株への対応も急務となり、私どもにも一層、感染拡大防止に向けた取り組みが求められております。皆様には、引き続き健康に留意いただき、良き一年となるよう、祈念いたします。

以上

* 本件に関する問い合わせ先 *
  • トヨタホームふれあいコールセンター
  • TEL:0800-500-2448(受付時間9時~17時30分/年中無休)