ミサワホーム社員が
第63次南極地域観測隊に参加
2021.07.12
グループニュース
ミサワホーム
- 2008年の第50次南極地域観測隊から14期連続、累計18名が観測隊に参加
- 今回選任の堀川は第53次越冬隊員として活動経験があり、10年ぶり2度目の参加
- 基地内のメンテナンスに加え、「南極移動基地ユニット」における新たな実証実験をフォロー
撮影:第53次南極地域観測隊 堀川秀昭 氏
ミサワホーム社員の堀川秀昭(ほりかわひであき)は、第63次南極地域観測隊員に選任されました。7月1日より、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、極地研)の職員として勤務を開始しており、11月には南極の昭和基地に向けて出発します。今回を含めミサワホームからの南極地域観測隊への参加隊員数は累計18名、第50次から14期連続の参加となります。
南極地域観測は、南極条約に基づく国際協力のもと国が実施する事業の一つです。1957年以来、60年以上にわたって実施され、日本の活動拠点となる昭和基地では、超高層物理学、気象学、雪氷学、生物学、地学など幅広い分野で観測活動が続けられています。
観測隊は、夏季の2ヶ月間滞在する夏隊と一年超にわたり滞在する越冬隊があり、それぞれ研究観測や定常観測などを担当する「観測系」隊員と基地の設備や生活の維持を担当する「設営系」隊員で構成されています。限られた人数で基地運営をする必要があるため、隊員はいずれも各分野の専門家であることが求められます。
このたび「設営系」の越冬隊員として同観測隊に参加する堀川は、10年前の第53次越冬隊員として活動経験があり、今回2度目の参加となります。建設経験のある隊員が少ない中、建築・土木担当部門の越冬隊唯一の隊員として他の隊員たちを主導し、昭和基地内の既存建物、設備のメンテナンス工事などを総合的に進めていきます。また、極地研とともに昨年まで実証実験を行っていた「南極移動基地ユニット」については、第64次夏隊で標高約3,800mの南極内陸に位置するドームふじで新たな実証実験が予定されており、堀川も豊かな経験を踏まえ、本ミッションのフォローにつく予定となっています。
同観測隊は11月に日本から南極観測船「しらせ」に乗船し、昭和基地を目指します。近年は、オーストラリアのフリーマントルから「しらせ」に乗船していた隊員たちですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、横須賀港から南極に向かい、年内に昭和基地に到着見込みです。現地到着後は第62次越冬隊員から業務を引き継いで活動し、2023年春に帰国予定です。
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