介護のICT化と機能向上のため善光会と業務提携
Brand Newブランニュー 杉並高井戸」にスマート介護プラットフォーム導入

2020.08.07 グループニュース ミサワホーム
  • 介護記録等、間接業務のICT化により働きやすい環境づくりとサービス品質向上に取り組む
  • センサーによる睡眠等の入居者データなどの介護情報をクラウド上で一元管理
  • トリニティ・ケア、マザアス、善光会が連携、ICTの機能向上を目指す

ミサワホームグループの介護事業者であるトリニティ・ケア株式会社(本社 東京都新宿区/代表取締役 吉田肇)は、社会福祉法人善光会(本部 東京都大田区/理事長 梅田茂)と業務提携を行い、自社が運営を担う介護付き有料老人ホーム「Brand New杉並高井戸」に、同法人が提供するクラウド型のスマート介護プラットフォーム「SCOPスコップ」を導入しました。介護業務内の間接業務をICT化することにより、介護スタッフの業務負担軽減を進めて働きやすい環境を構築するとともに、入居者への介護サービスをより充実させて品質向上に取り組みます。

「Brand New杉並高井戸」と「SCOP」
「Brand New杉並高井戸」と「SCOP」

「Brand New杉並高井戸」と「SCOP」

トリニティ・ケアは、2016年に「Brand New杉並高井戸」をオープンし、「自分流の暮らし。」をテーマに入居者の心に寄り添い、安全・安心のサービスを提供しています。これまでにも、より良い生活リズムに繋げる目的で、各居室にICTを活用したベッドを導入し、マットレスの下に設置したセンサーにより、寝返りや呼吸、心拍などの体動を測定。睡眠状態を把握することによって、ケアプランや入居者の生活習慣改善に役立てています。

このたびの「SCOP」導入にあたり、センサーが取得する入居者の睡眠等の情報や介護スタッフが作成する介護記録などの介護情報を、クラウド上で一元管理します。介護スタッフは、入居者に対してケアを行った直後に手元のタブレットで介護記録を入力、申し送りができるなど、間接業務の大幅な負担軽減につながるほか、リアルタイムに入居者情報を共有できることから、今まで以上に入居者の望む生活リズムに沿った介護が可能になることが見込めます。また導入および業務フローの改善については、ミサワホームグループにおいて25年以上、介護事業を展開している株式会社マザアスが全面的に協力します。同社はこれまでに、筑波大学准教授でピクシーダストテクノロジーズ株式会社代表取締役CEOの落合陽一氏のもとで開発が進む自動運転車椅子xMoveクロスムーブ実証実験に協力するなど、介護現場のICT化に積極的に取り組んでいます。その知見を活かして業務およびサービスの品質向上に取り組むとともに、「SCOP」の使用状況や課題などについて善光会にフィードバックを行い、ICTの機能向上に取り組みます。

ミサワホームグループ、および善光会は、今後も介護スタッフの業務負担軽減と入居者のQOL向上に向けて介護におけるICT化を推進していくとともに、外部との連携により更なる機能向上を目指し、より良い介護環境の構築を目指します。

* 本件に関する問い合わせ先 *
  • ミサワホーム株式会社 経営企画部 コーポレートコミュニケーション課
  • TEL:03-3349-8088 / FAX:03-5381-7838