東京都大田区は製造業の廃業・移転が進み、
宅地化が進行しています。
試作開発の支援を行える先進施設と、
国内外と町工場をつなぐ仕組みで、
製造業の持続的な操業環境を確保し、
「稼ぐ力」を創出。
併せて、地域コミュニティ活性化と防災力強化を
図る取り組みが進んでいます。
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お問い合わせ東京都大田区は都内でも
有数のものづくりの地域として発展。
町工場も多く、ピークの1980年代には
9,000を超える工場(従業員4人以上)が
存在していました。
しかし、現在は産業の空洞化や
産業構造の転換などによって、
宅地化が進行し、操業環境が悪化。
また、熟練技能者・職人の退職とともに
若手人材の確保も難しくなっています。
複数の問題が組み合わさった結果、
製造業の廃業・転業と宅地化がさらに
進むという「負の連鎖」が生じ、
工場数は3,584事業所(2021年)にまで減少。
製造業の持続的な操業環境の確保が
課題となっています。
また、羽田旭地区の避難所でもある
既存のコミュニティセンターは築40年以上
経過しており、
老朽化や、大規模災害に対する防災機能の陳腐化が問題になっています。
2022年に大田区は
旧羽田旭小学校跡地の再開発について
整備・運営等事業者選定プロポーザルを
実施。
プライム ライフ テクノロジーズグループのミサワホームは協力企業とともに
「つくると暮らすを一体に。」を
コンセプトにした提案を行い、
事業者に選定されました。
計画は、産業支援施設の工場アパートと
共同住宅兼店舗、
公共施設の
「(仮称)コミュニティセンター羽田旭」
からなっています。
公民連携手法を活用し、
民間ノウハウを活かして、
産業支援、
区民サービス向上、防災機能の強化、
財政負担の軽減を図ります。
製造業の操業環境確保・
区内への波及効果と
区民サービス・防災機能の向上に向けて、
次のような施策を盛り込みました。
「稼ぐ力」を高める
(仮称)ものづくり
コンソーシアム
「試作開発」のメッカを
目指す(仮称)もの
づくりエコシステム
ものづくり関係者間の
交流・人材の育成
住工調和の環境整備
地域コミュニティの
活性化と
防災機能の向上
羽田開発プロジェクトは
2027年ごろの完成を目指し、
事業の検討を行っています。
大田区の製造業の操業環境の確保と、
区民サービス・防災機能の向上、
財政負担の平準化および
整備・維持管理費の削減が期待されています。
羽田開発プロジェクトは
大田区の特徴である製造業の持続的かつ自律的な操業に貢献するとともに、
地域のコミュニティ活性化と安心・安全な暮らしを支えることを目指しています。
事業名
旧羽田旭小学校敷地活用事業計画地
東京都大田区羽田旭町7-1敷地面積
約8,000㎡事業者
ミサワホーム協力企業
類設計室、松村組、事業手法
定期借地権方式まちづくりにご関心のあるご担当者様は
ぜひプライム ライフ テクノロジーズグループに
ご相談ください