少子高齢化・人口減に悩む福島県伊達市。
地元企業・地元住民が連携して主体的に
まちづくり・サービス提供に取り組むことで、
住民の利便性向上とコミュニティ活性化を行い、地域内での永続的な経済循環が可能になっています。
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お問い合わせ福島県伊達市は多くの地方都市と同じく
少子高齢化に悩み、
人口も10年間で6万6千人から5万9千人
(2020年)へと減少していました。
2017年から高子駅北側の遊休耕作地だった土地約14.1haを区画整理し、
官民連携で宅地、公共施設、複合施設、子ども園、商業施設などからなる
複合的なまちづくりを行う計画が始まりました。
官民連携とはいえ、
地元には公助の意識が強く、
まちづくりに積極的に関わっていく空気は
当初、ありませんでした。
現地の世帯年収は400万円ほどで
土地・建物の相場も低く、
従来型の建売住宅による分譲の手法では開発が難しいというのが実情でした。
事業の半ば、プライム ライフ テクノロジーズの
郊外型まちづくりフラッグシップモデルとすべく、
パナソニック ホームズが取り組む
新たなまちづくり構想がスタートしました。
厳しい条件のなかでパナソニック ホームズは
郊外型のスマートシティをつくる考え方を「Up DATE City構想」としてまとめ、
伊達市に提案し、市の同意を得ました。
この構想の特徴は、
自治体・地元企業・地元住民の共創によって
地域が抱える社会課題の解決と
持続可能なまちづくりを実現すること。
そして、デベロッパーが資金を投入して
回収するかたちではなく、
周辺相場に沿った適正価格で
スマートシティを実現することです。
仕組みづくりと
意識醸成
理念を中心とする
協議会
安定経営の可能な
タウンマネジメント
会社を設立
地元工務店による
土地販売・住宅建設
Up DATE Cityふくしまは2023年10月に
まちびらきを行いました。
各種施設の運営やタウンサービスの提供は
タウンマネジメント会社のもとで地元企業が中心になって行い、
住宅の建設も地元の工務店が進めています。
従来型のデベロッパー主体のまちづくりとは異なり、次のような変化が起きています。
まちづくりのコンセプトを定め、
共通の目標を設定することで、
地域をよくしたいという想いを持つ企業や
人財を掘り起こし、
活躍するフィールドを
つくり出すことができました。
Up DATE Cityふくしまは、地域主体で地方都市のスマートシティを実現でき、
住民の利便性向上と地域内の経済循環を行えることを実証したプロジェクトと言えます。
事業名
伊達市高子駅北地区施行者
伊達市高子駅北地区施行面積
約14.1ha地権者数
45権利(事業認可時)事業期間
2017年~2023年事業手法
業務代行方式土地区画整理事業業務代行者
パナソニック ホームズ、計画住宅戸数
約210戸まちづくりにご関心のあるご担当者様は
ぜひプライム ライフ テクノロジーズグループに
ご相談ください